日本、国連の中東活動に1.3億円拠出
日本の国連代表部は20日、日本が国連の活動のためにあらかじめ積み立ててある基金から国連政治局の活動のために160万ドル(およそ1億3400万円)を拠出したことを発表しました。 国連政治局は事務総長が派遣する特使の活動などを管轄していて、シリア情勢の解決を目指すアナン前事務総長の仲裁活動も含まれます。中東の民主化運動、いわゆる「アラブの春」の影響で国連政治局の活動は急速に拡大していて、今年は1600万ドル(およそ13億4000万円)の資金不足に陥っています。 今年の不足分に対して資金を拠出したのは加盟国の中で日本が初めてで、資金面で貢献することでシリア情勢の解決やさまざまな地域の紛争予防などに貢献していきたい考えです。(21日17:51)